報告 ボランティア交流会



2025年度のボランティア交流会を11月10日(月)に開催しました。
この交流会は、年1回、ボランティアや市民活動に関わる講演を聴くとともに、日ごろおむすびハウスのさまざまなイベントに協力していただいているボランティアの皆さんと運営委員と交流、親睦を図るために開催しています。
今年は、三鷹市民協働センターまちづくりコーディネーターの高橋由紀子さんを講師に招き、「三鷹市内の市民活動を知ろう」というテーマで講演していただくため、関係者にも広報しました。
講演では、「ボランティアは奉仕ではなく発見である」、「市民は社会を変えられる」という事例として、三鷹市内で子どもたちに本を貸す「文庫」活動をしていた市民が、学校図書館を子どもたちが利用していないことに気づき、市議会に働きかけ、市内全小中学校の図書館に司書が配置され、子どもたちが図書館を利用するようになったことを紹介されました。また、三鷹市は市民の声を反映させて市の基本計画を立てており、私たちのまちは私たちでつくるという考え方が根づいていることを話されました。協働センターの役割、活動についても紹介され、その中で三鷹「まち活」塾について、「好きなこと、できること、まちのデザイン」をコンセプトに学習が行われ、今年で8期になりましたが、三鷹は修了生がつながれる場が、おむすびハウスのように、たくさんあるということでした。バラバラな個人がSNSなどでつながっている状況の下で、新たな市民のネットワークをつくっていくには、SHARE HUB、つまり小さく集まる場をたくさん作ることが重要で課題になっていることを話されて、講演を終えました。
「野の」のはかり売り、寄贈物件等を活用した魅力あるまちづくりなど、三鷹市内の最近のさまざまな市民活動の事例も紹介してくださり、まちづくりに関わるうえで示唆に富む講演となりました。
講演後は、皆さんと懇親会で交流を深めました。


