報告 心のエクササイズ 「『認知症』に寄り添う会話について」が行われました

 9月5日(木)の心のエクササイズは、カウンセラーの虎谷雅年さんをお招きして、「『認知症』に寄り添う会話について」お話いただきました。

 「認知症」とはどのようなものかという話から始まり、記憶障害や見当識障害、理解・判断力の障害、実行機能障害など、さまざまな症状について、たとえば記憶障害と物忘れとの違いなどに触れながら分かりやすく説明くださいました。そして、認知症の効果的な予防法として、生活習慣病に気をつけ、適度な運動とバランスの取れた食事をとり、おしゃべりをするなどコミュニケーションをとることを挙げられました。認知症の人との接し方として、自尊心を傷つけないようにすること、相手の視野に入って話すこと、ゆったり楽しく話をすること、相手の話に合わせ、昔話を聞くことなどを心がけることが大事だと教えてくれました。

 身近に認知症の方がいたり、自分がなるかもしれないということから、皆さんの関心が高く、熱心に聞き入り、メモを取ったり、説明の途中で質問をされたり、そのことに対して具体例を出して答えてくれて、あっという間に1時間半が過ぎました。

 次回は、10月17日(木)午後1時30分から、おむすびハウスで、蓮輪真理さんによる「音楽療法~改めて感じ、愉しむ身近な音楽の力~」を開催します。